SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

モバイルデバイス市場、2016年通年のビジネス市場は前年比0.7%増の1,044万台――IDCが予測

2016年第3四半期のモバイルデバイス出荷台数は前年同期比7.4%増の1,157万台

 2016年第3四半期の国内モバイルデバイス出荷台数は、前年同期比7.4%増の1,157万台となった。家庭市場の中心であるスマートフォンや、ビジネス市場中心のPCの出荷がプラス成長になったことが大きな要因だ。

 スマートフォン市場は、新製品のAndroidベースの携帯電話や、Android端末の通信事業者向け出荷が好調に推移したことによって、前年同期比18.8%のプラス成長となった。また、PC市場も全体として6.3%のプラス成長となった。

 PCは、当初2016年10月末に予定されていたビジネス市場向けWindows 7搭載PCの最終出荷に向けて企業などで予算が策定されていたことから、ビジネス市場では前年同期比10.0%増と出荷を伸ばした。また、家庭市場向けPCも、eCommerce経由での出荷が好調に推移したことで、前年同期比並みの出荷となった。

 一方、タブレットは、家庭市場およびビジネス市場共にマイナス成長となり、前年同期比14.6%のマイナス成長となった。家庭市場向けでは、需要の低さからの買い替えの長期化や、製品の入れ替え時期による出荷の減少によって前年同期比でマイナス成長となり、ビジネス市場向けも企業におけるポータブルPCとの競合や、タブレット需要の低さなどがマイナス成長の主な要因となった。

モバイルデバイス市場全体の2015~2020年の年間平均成長率は1.5%と予測

 2016年の国内モバイルデバイス市場は、前年比1.3%減の4,731万台と予測している。家庭市場向け出荷は前年比1.8%減の3,688万台、ビジネス市場向け出荷は0.7%増の1,044万台と予測している。

 スマートフォン市場は、ビジネス市場向けおよび家庭市場向け共に従来型携帯電話からAndroidベースの携帯電話への切り替えが進むことで、プラス成長が予測される。PC市場は、家庭市場の落ち込みが影響しマイナス成長を予測している。

 ビジネス市場では、景況が上向きに推移することが予測され、買替えサイクルが戻りつつあることから、昨年をやや上回る出荷が予測される。しかしながら、家庭市場でPCの購買を促進する要素は少なく、2016年のPC市場はマイナス成長になると予測している。

 タブレット市場は、家庭市場およびビジネス市場共にマイナス成長を予測している。企業でのタブレット需要はPCとの差別化が進みにくい状況が続き、需要が減少すると予測される。家庭市場ではキラーアプリケーション不在の状況が続き、大型スマートフォンとの競合によって出荷が進まない状況が続くと予測される。

 IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は「モバイルデバイス市場全体の2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は1.5%と予測している。ビジネス市場の中心であるPCは、買い替えサイクルの谷から脱し、徐々にサイクルが戻りつつある。また、景況が上向きに推移してきていることから、PCの出荷は今後増加していくとみている。家庭市場では、従来型携帯電話からAndroidベースの携帯電話への切り替えが進み、スマートフォン市場は活性化すると予測している。2016年の国内モバイルデバイス市場は前年比マイナス成長が予測されるが、徐々に回復の兆しが見え始めている」と述べている。

参考資料:国内モバイルデバイス市場出荷台数予測、2015年~2020年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表は、IDCが発行した「国内モバイルデバイス市場 2016年第3四半期の分析と2016年~2020年の予測」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/8787 2016/12/14 14:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング