「IBM DS8880F」シリーズは、ハイパフォーマンス・フラッシュ・エンクロージャー Gen2を搭載し、優れたスループットと高速なアプリケーション応答時間を実現しているという。
堅牢性が求められるミッション・クリティカルなシステム用途向けに、メインフレームのI/Oアーキテクチャーとともに数十年に渡って開発・拡張されてきた高度なマイクロコードとIBM POWER8を搭載したコントローラー、KMIP(Key Management Interoperability Protocol)に対応した自己暗号化フラッシュ・カードを統合し、99.9999%以上の高い可用性を実現するとしている。
また、「IBM DS8880F」シリーズの極めて耐障害性の高いアーキテクチャーに加え、IBM z SystemsやIBM Power Systemsとの緊密な統合によるデータ保護、リモート・ミラーリング、グローバル・ミラーリングなどにより、優れた事業継続性を実現しているという。
発表された製品群は次のとおり。
ビジネス・クラス・ストレージ「DS8884F」:ERP、受注処理、データベース・トランザクション、人事情報システムといった従来のアプリケーション向けに設計。キャッシュ(DRAM)は256GB、フラッシュ容量は6.4~154TB。
エンタープライズ・クラス・ストレージ「DS8886F」:多量の商用データ処理、データウェアハウス、データ・マイニングおよび金融の基幹系トランザクション・システムなど、高速なトランザクション処理向けに設計。キャッシュ(DRAM)は2TB、フラッシュ容量は6.4~614.4TB。
アナリティクス・クラス・ストレージ「DS8888F」:予測分析、リアルタイム最適化、機械学習やコグニティブ・システム、自然言語音声および映像処理をはじめとする、リアルタイム性が求められるコグニティブ・アナリティクスおよび意思決定に最適。2TBのキャッシュ(DRAM)、6.4TB~1.22PBのフラッシュ容量に対応し、最も要求の厳しいビジネス・ワークロードの要件に対処できるパフォーマンスを提供。