NTTPCは、現在のネットワークサービスの多くは、柔軟性や拡張性の観点でクラウドサービスに比べて見劣りし、企業経営の変化にスムーズに対応できていないとし、最新のSD-WAN技術を活用し、フレキシビリティとアジリティに優れ、かつ企業のインフラに必要なセキュリティを備えた、クラウド型ネットワークサービスを開発し提供を開始するという。
このサービスにおいて、企業ネットワークが抱える「企業経営の変化に伴う柔軟性の確保」「パブリッククラウドサービスの利用拡大とそのトラフィック増加への対応」「モバイル利用や拠点増に対応したセキュリティの確保」といった課題を解決するとしている。
サービスの特徴は次のとおり。
(1) SD-WAN機能の提供
ネットワーク構成と各ネットワーク機能をソフトウェアにより柔軟かつ即時に変更できる機能を提供。これにより、これまでの企業ネットワークが抱えていた多くの問題を解決することができる。
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拠点新設及び変更スピードの向上
・ゼロタッチプロビジョニングによる拠点ルータの自動設定
・クラウドからの一元管理による、ポリシー及びコンフィグ設定の即時変更 -
品質マネジメント及びスケーラビリティの向上
・アプリケーションレベルでの通信の可視化
・パブリッククラウド向けトラフィックのオフロードと重要トラフィックに適用する帯域の確保
・同一ネットワーク内でフルメッシュ構成やハブ&スポーク構成を適切に選択 -
セキュリティの向上
・論理セグメンテーションの設定による、ネットワークレイヤでのアクセスコントロール
・セキュリティ機能の即時利用やポリシーの即時変更
(2) セルフマネジメントサービス
ユーザー自身がコントロールパネルからネットワークを運用管理できるセルフマネジメントサービスを提供。
セルフマネジメントサービスでは、ユーザー自身でネットワーク状態をモニタリングし、ネットワーク帯域の変更やルーティングの変更など、きめ細やかなコントロールを自由に設定できる。また、APIも提供されるので、各種システムと連携した高度なマネジメントも可能。
(3) ハイブリッド・オーバーレイネットワーク
このサービスは、アクセス回線等の物理回線に依存しないオーバーレイネットワークサービス。このサービスにより、既存のインターネット接続サービスやIP-VPNサービス等をそのまま活用したハイブリッドネットワークを構成することが可能。また、4G/LTE等のモバイル回線を利用することで、ネットワーク拠点新設時におけるアクセス回線準備までのリードタイム短縮やモバイルバックアップの活用等、多彩なネットワーク構成を容易に実現することができる。