「HPE StormRunner Load」は、アプリケーションの負荷・性能テストをクラウド型で提供する先進的なプラットフォーム。エンドユーザーは、性能テスト環境を自前で準備することなく、このプラットフォームを利用することで迅速に性能・負荷テストの開始が可能になる。
今回のアップデートによって、「HPE StormRunner Load」をAWS Marketplace上のSaaS Subscriptionでも利用させることが可能になった。AWS Marketplaceの簡単かつ直感的でスケーラブルなプラットフォームにより、高品質なアプリケーションの開発と迅速な導入が実現できるという。
また、このソリューションをモバイルアプリのテスト基盤である「HPE Mobile Center」や「HPE AppPulse Suite」と組み合わせることで、アプリケーションのテストから稼働、さらにはモニタリングに至るまで、一連のアプリケーション開発サイクルを包括的にサポートするソリューション群を利用することが可能になる。
「HPE StormRunner Load」の主な特徴と新機能は次のとおり。
・AWS Marketplaceへのリスティング:分析機能を備えたクラウドサービスを常時利用することが可能。また、既存のAWSアカウントで使用状況の確認や機能強化を行うことができる。
・ハイブリッドクラウドに対応:AWSクラウド上でロードジェネレータをスピンアップするか、プライベートクラウド上でDockerベースのロードジェネレータを使用することで、内部および外部アプリケーションのパフォーマンステストを容易に実現。
・オープンアーキテクチャによる連携:JMeterやGatlingなど、多くのオープンソースツールをサポート。また、HPEおよびHPE以外のモニタリングツールにも対応。
・ユーザー管理機能を強化:複数のプロジェクトを進行させる際のタギングや使用状況レポートを効率化し、費用対効果を最適化する。
なお、「HPE StormRunner Load」は現在、Virtual User Hoursに基づく従量課金ライセンスモデルとして、AWS Marketplaceで提供中。また、「HPE Mobile Center」および「HPE AppPulse Suite」(Active、Mobile、Trace)の最新バージョンもHPE.comで提供している。