NTTコミュニケーションズは、「Enterprise Cloud」の顧客に対して「Arcserve UDP」のライセンスの月額課金提供を開始した。これにより、「Enterprise Cloud」上で稼働するシステムを自由な設定で保護でき、オンプレミス環境から「Enterprise Cloud」へのシステム移行や、「Enterprise Cloud」を利用したバックアップ、「Enterprise Cloud」内での異なるサーバタイプ間でのシステム移行が行えるようになるという。
また、2017年6月末日まで、「Enterprise Cloud」の「Arcserve UDP」の使用料は無料となる。
「Enterprise Cloud」は、OpenStackベースの共有型クラウドと、ベアメタルやハイパーバイザーを専有で利用できるハイブリットクラウドサービスで、グローバルで共通仕様/共通品質を提供する。11か国14拠点にサービスを展開しており、グローバルにおいてスピーディにICT基盤を構築できる。また、移行が困難だったオンプレミスのシステムを、そのままクラウドに統合できるというメリットがある。
「Arcserve UDP」は、物理/仮想サーバのイメージバックアップ/リカバリを行うソフトウェア。シンプルで簡単なバックアップ運用に加えて、Arcserve独自のi2テクノロジと重複排除/圧縮の組み合わせにより、バックアップデータを最大95%まで縮減することができる。大きな特徴は、丸ごとバックアップしたシステムとデータを元に、OSや設定情報、データを丸ごと復旧できるベアメタル復旧を、異なるサーバや環境に対しても実行できることだという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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