「Tintri VMstore」の出荷台数は600台以上、ユーザー企業300社超
Tintri VMstoreは、VMware vSphereのデータストア利用に特化したストレージ製品だ。HDDとSSDを組み合わせ、専用のOS上で仮想マシン(VM)や仮想ディスクを管理することで、高速なアクセスとレスポンスを実現している。また、VMの状況をシステム側で自動的に認識し、QoSを最適化することから、専任の管理者を必要としない点も特徴という。
Tintriは、VMwareのR&D担当エグゼクティブVPだったKieran Harty氏が2011年に設立したベンチャー企業だ。これまではVMstore T540の1機種だけを提供してきたが、新機種が加わり、計3機種のラインアップとなった。また、日本ではこれまで、ノックスと丸紅情報システムズの2社を販売代理店として、東芝ITサービスとユニアデックスをサポートパートナーとして、製品を展開してきた。新製品の展開にあたって、今回新たにネットワンパートナーズと富士通エフサスが販売代理店に加わった。
ティントリジャパンで職務執行者社長を務める河野通明氏は、ビジネスの現況について「ワールドワイドでの出荷台数は600台以上、ユーザー企業300社を超えた。国内でも市場シェア10%を維持している。リピートオーダーが多いのが特徴で、1社で7~8台、最大では28台を利用しているケースがある。認知度も徐々に広がっている」と説明した。