キンドリルジャパンと、PKSHA Technology(以下、PKSHA)のグループ会社であるPKSHA Workplaceは、企業の従業員エクスペリエンス(EX)向上と従業員エンゲージメント向上を目的として協業すると発表した。
この協業により、PKSHAの「PKSHA AI ヘルプデスク」とキンドリルのデジタルワークプレース領域のサービスを組み合わせ、「AI-BPaaS」という新たなサービス形態として、ヘルプデスクのコンサルティングから環境構築、運用支援までの包括的なサービスを提供するという。
標準的なSaaSでは最適化が難しいヘルプデスク業務を進化させる
これまで、シンプルな業務はSaaSで自動化が進んでいたが、近年は専門性が高い業務であってもAIを活用することで、効率化やアウトソーシングが可能になった。しかし、企業固有のナレッジやノウハウ、オペレーション理解が不可欠なヘルプデスク領域では、個社別の最適化に限界があるとのことだ。
そこで、ヘルプデスク領域のAIの社会実装に強みを持つPKSHA Workplaceと協業し、AIの高度な自動化と人の判断を組み合わせるHITL(Human in the loop)の手法を採用した、AI-BPaaSを活用したサービスを提供するとしている。
従来のBPaaS(Business Process as a Service)が実現する業務の標準化・効率化・コスト削減に加えて、AIエージェントを活用することで、企業独自のノウハウを取り込み、業務プロセスの最適化を支援できるようになるとのことだ。
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