ストックマークとアイデミーは、生成AI時代におけるDX人材の育成から、各企業の業務プロセスに最適化された生成AIシステムの開発まで支援し、企業がAIX(AI Transformation)を実現するため協業を開始した。

同協業は、両社の強みを活かして人材育成と現場実装の壁を埋めることで、実務で成果をあげる生成AI活用・DXをより強固に推進することを目指すという。ストックマークが提供するナレッジ活用プラットフォーム「Anews」や、RAG実用化サービス「SAT(Stockmark A Technology)」といった生成AIツールの実践的な活用環境と、アイデミーが培ってきたAI/DX人材育成に関するノウハウやコンテンツ、生成AI活用の伴走型支援を組み合わせることで、生成AIツール導入におけるマインド醸成からスキル育成、業務実装、モニタリングまでを支援するとのことだ。
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リテラシーの底上げ・マインド醸成
- 経営層から現場までを対象に、生成AIの活用やDXによる生産性、付加価値向上の意義・必要性を共通認識化する「危機感醸成セミナー」を提供
- AI/DX人材育成eラーニング「Aidemy Business」の260種以上のAI/DXコンテンツで、目的やレベルに合わせて基礎から効率的に学習
- Anewsを通じて最新の外部環境の変化を捉える仕組みや、生成AI時代に必要な情報感度を高めるノウハウを提供
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座学から実務への橋渡し
- AI/DX実践型研修「Aidemy Practice」を通じて、実際の業務シナリオをもとに、生成AIを“使いこなす”スキルを演習形式で習得
- 実践的なビジネススキルやツール活用のコツなど、業務・顧客・社会課題の解決に役立つスキル習得をサポート
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実務実装・AIツールの業務適用
- AIシステム開発「Aidemy Solutions」で、個社の課題に応じた最適な生成AI活用やDXプロジェクトをともに推進。同時に社内AIキーパーソンを育成
- SATによるデータ構造化で、生成AIやRAGの精度を向上し、自社独自の生成AI活用基盤構築をサポート
- DX推進力の可視化アセスメント「DPAS(Digital Professional Assessment Service)」を通じて、DX推進能力を「スキル」と「マインド・スタンス」の2軸で定量評価し、可視化された弱点に対して学習から実践のサイクルを最適化
同協業プログラムは、7月より製造業を中心に提供を開始し、順次提供対象の業界を拡大する予定とのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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