さくらインターネットは、気象庁と「ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラウドサービスの提供」についての契約を締結した。
気象庁が公募した「ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラウドサービスの提供」は、台風の進路予測等の精度向上に向けた取り組みを加速化するため、気象庁内に保存された高頻度かつ高解像度の観測データおよび数値予報データを取得し、それらを利用した数値予測技術開発を行うための開発環境をクラウドサービス上で利用可能にすることを目的としている。
同契約締結により、気象庁が取り組んでいる台風進路予測の精度向上を図るためのクラウドインフラとして、同社が提供する「高火力 PHY」が採用されたという。「高火力」は、高性能なGPUを利用可能な生成AI向けクラウドサービス。2024年1月より第1弾としてベアメタルシリーズ高火力 PHY、第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」、第3弾としてVMシリーズ「高火力 VRT」を提供している。
案件概要
- 契約件名:ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラウドサービスの提供
- 発注者:気象庁
- 落札金額:25億5743万7426円(税抜き)
- 入札方式:一般競争入札(総合評価落札方式)
- 契約期間:2026年1月30日~2030年3月31日
【関連記事】
・AWS、2つの「生成AI実用化支援プログラム」支援プランを開始
・アクセンチュア、成長モデルとグローバル経営陣を刷新 データとAI活用した包括的サービス展開体制構築へ
・岐阜県内26の自治体が「クラウドサイン」採用、県内自治体の60%に相当──弁護士ドットコム
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア