Amazon Web Servicesは、生成AIの具体的な産業応用と技術開発を促進するという「AWS ジャパン 生成AI実用化支援プログラム」の2つの支援プランを開始した。
1. GENIAC-PRIZE 応募者支援プラン
GENIAC-PRIZE 応募者支援プランは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する、生成AIの社会実装と開発力強化を目指す懸賞金型プロジェクト「GENIAC-PRIZE」への応募者を支援するプランだという。
同プランでは、GENIAC-PRIZE応募者に対して、計算リソースの調達から実装・事業化までのプロセスを一貫してサポートするとのことだ。

2. Agentic AI 実用化推進プラン
Agentic AI 実用化推進プランは、企業・団体や開発者のAgentic AI実用化への取り組みを総合的に支援するプランだという。
Agentic AI開発においては、スケーラビリティの確保やマルチエージェントシステムの構築といったアーキテクチャ設計が重要であり、また意思決定アルゴリズムの実装や倫理的配慮、セキュリティとプライバシーの確保など、自律性とセキュリティに関する要素を考慮する必要があるとのことだ。また、大規模データ処理の効率化やリアルタイム応答性の実現、既存システムとの統合など、実装と運用面で多くの検討を行う必要があるという。
同プランでは、Agentic AI開発に必要となる設計思想策定(ゴールの明確化やタスク分解)から継続改善可能な運用体制確立までを、AWSとAWSパートナーが連携しサポートするとしている。

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