アクセンチュアは、9月1日付で、同社の成長モデルおよびグローバルの経営陣を刷新すると発表した。
アクセンチュアは、戦略、コンサルティング、ソング、テクノロジー、オペレーションという多岐にわたる領域をカバーするサービスに、業界特有の知見と、テクノロジーエコシステムパートナーとの連携から生み出される技術力を融合し、具体的かつ測定可能な成果を創出しているという。
今後アクセンチュアは、これらすべてのサービスを「リインベンションサービス」という単一のビジネスユニットに統合するとのことだ。リインベンションサービスは、現アメリカ市場(米国、カナダ、ラテンアメリカ)の最高経営責任者(CEO)であるマニッシュ・シャルマ氏が統括し、アクセンチュア初となる最高サービス責任者(Chief Services Officer)に就任。この統合により、サービスの創出が加速され、データとAIを活用した包括的なサービスをより迅速に展開する体制が整うとしている。
アクセンチュアは引き続き、アメリカ、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア太平洋の3つの地理的単位で事業を管理し、業界ごとのアプローチを継続していくとのことだ。
グローバル経営陣の主な変更は次のとおり(いずれも9月1日付)。
- 現グローバル最高執行責任者(COO)のジョン・ウォルシュ氏が、マニッシュ・シャルマ氏の後任としてアメリカ市場CEOに就任
- 現アメリカ市場COOのケイト・ホーガン氏が、ウォルシュ氏の後任としてグローバルCOOに就任
- リインベンションサービスは、次のリーダー陣がマニッシュ・シャルマ氏を支える
- 戦略部門は、同部門のグループチーフエグゼクティブであるムクシット・アシュラフ氏が引き続き統括する
- コンサルティング部門は、現在最高財務責任者(CFO)およびエンタープライズバリュー部門の統括であるジェイソン・デス氏がグループチーフエグゼクティブに就任。デス氏は、アクセンチュアを退職するジャック・アザグリー氏の後任となる
- ソング部門は、現アメリカ市場のソング部門の統括であるンディディ・オテ氏が就任
- テクノロジー部門は、現アクセンチュアの最高インフォメーションおよびアセットエンジニアリング責任者を務めるラジェンドラ・プラサード氏がテクノロジー部門のグループチーフエグゼクティブおよび最高技術責任者(CTO)に就任。プラサード氏は、アクセンチュアを退職するカーティク・ナライン氏の後任となる
- オペレーション部門は、同部門のグループチーフエグゼクティブであるアランダティ・チャクラボルティ氏が引き続き統括する
- さらに、現アメリカ市場の最高人事責任者であるケイト・クリフォード氏が、最高リーダーシップ兼人事責任者に就任し、退任するアンジェラ・ビーティ氏の後任を務めるという
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