SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • Security Online
  • DB Online
  • 財務・会計Online
  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • イベント

    EnterpriseZine Day 2026 Summer
    2026年6月9日(火)オンライン開催予定

    情シス塾 第2回
    2026年7月10日(金)@翔泳社

    • 待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

      待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

    • 2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

      2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • Next エンタープライズAI

      Next エンタープライズAI

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • コミュニティ型勉強会「情シス塾」

      コミュニティ型勉強会「情シス塾」

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2026 Summer

2026年6月9日(火)オンライン開催予定

情シス塾 第2回

2026年7月10日(金)@翔泳社

IT Strategy Summit 2026

2026年7月16日(木)東京・JPタワーホール&カンファレンスで開催予定

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2026年冬号(EnterpriseZine Press 2026 Winter)特集「AI時代こそ『攻めの経理・攻めのCFO』に転じる」

EnterpriseZine Press(AD)

AIエージェント活用の本丸はSoRにあり セゾンテクノロジーが「つなぐ技術」で挑む新サービス、その実力は

データ接続、定型処理の組み込み、コスト可視化……AIエージェント活用のハードルを打ち破る

 生成AIやAIエージェントの導入が進む一方で、企業はガバナンス、データアクセス、コストなどの課題に直面している。特にミッションクリティカルな基幹系データ(SoR:System of Record)とAIの距離は依然として開いており、PoCが成功しても業務に定着しないケースが後を絶たない。こうした状況を踏まえ、セゾンテクノロジーは“業務で使えるAI”を実現するための新たなサービス「Agent Orchestration(エージェント・オーケストレーション)」を投入する。レガシーとモダンをつなぐ同社ならではのアプローチについて、EnterpriseZine編集長が訊いた。

AI活用で生じるギャップ 解消のカギは「AIとSoR」の橋渡し

岡本(EnterpriseZine編集長):企業で生成AI、AIエージェントが徐々に浸透してきた一方、リスクやガバナンスなどの観点から懸念が払拭できず、全社活用を踏みとどまる企業も見受けられます。

高坂亮多氏(以下、高坂):ガバナンスと聞くと、「ブレーキ」というネガティブなイメージを思い浮かべますが、もし「ブレーキがないクルマ」があったらどうでしょう。思いきりアクセルを踏むためにも、ブレーキ(ガバナンス)は必要ですよね。企業のAI活用に照らし合わせれば、AIモデルやデータをどのように使うべきか、倫理観とあわせて組織で管理する必要があります。また、AI活用の試行錯誤の段階ではROIが曖昧になりやすく、AIに関する知見がチームで閉じてしまっていることも課題です。ガバナンスを効かせながら知見を集約すること、これこそがAI活用を推進するポイントでしょう。

福泊晶氏(以下、福泊):特に大手企業では、組織的な生産性向上、ビジネス価値の創出に主眼が置かれている印象を受けます。しかし、AI活用においては「自社データにアクセスできるか」が成否を分けます。必要なデータにアクセスできなければ、先に進めません。どこまでデータへのアクセスを許可するか、その線引きの設計が重要です。そして、そこを乗り越えた先では、出力の精度やハルシネーションといった課題にも直面します。データにアクセスできても「精度がでない」という悩みをよく耳にします。だからこそ、実用性を高めるためにも単にアクセスできるようにするのではなく、データを“AIが理解できる”状態に整えることが重要です。

岡本:ガバナンスを効かせながら、AIが利用できる状態にデータを整備することが大切なのですね。

高坂:企業規模が大きくなるほど、SoR(System of Record)、SoE(System of Engagement)、SoI(System of Insight)の3領域への接続が重要になります。その中でも基幹系システムにあたるSoRとの接続は、AIを業務に取り入れた場合の可用性向上に直結すると考えています。しかしながら、AIとSoRは最も離された存在といっても過言ではありません。AIに業務データを壊されたくありませんし、処理結果の再現性も求められます。つまり、AIの柔軟性と業務に求められる再現性をどのように両立させるか、ここが重要です。

株式会社セゾンテクノロジー CTO 兼 開発本部 副本部長 高坂亮多氏
株式会社セゾンテクノロジー CTO 兼 開発本部 副本部長 高坂亮多氏

福泊:そもそもAIはデータ分析の領域で使われてきたため、SoIの領域で活用されて当然です。これまでのAIを振り返ってみると、機械学習で学習されたモデルを判別作業に用いたり、囲碁の対戦で使われたりと、元々SoRの領域から離れた場所にあったと思います。この距離感を理解していないと、期待と現実のギャップに落胆することになりかねません。

岡本:では、コストの観点はどうでしょう。AIの活用が進んでいる企業でもコストが膨れあがり、ROIが良くならないケースも少なくありません。

高坂:コストを気にせずに試してみて、ROIを測定して選択と集中を行い、適切なROIを計画してから実用化していく──まさにAI活用は、データ分析と同じ道を辿っています。活用が進むにつれてコストは増えていきますが、バラバラに始めたものに対して後付けでROIという観点からメスを入れることは難しいため、設計段階からコストを組み込むようなアーキテクチャを再検討することがデータ分析の世界でも起きていました。AIも同様だと考えています。だからこそ、今のうちからエージェントやモデルごとにコストを可視化できる仕組みを設計段階から組み込むことで、中長期的な視点からも優位性を築けると思います。

福泊:生成AIやAIエージェントは、アプリケーションの開発などを劇的に速くしたことは事実です。ただし、ROIの評価は後回しにされがちです。AIのコストといっても、実際のトークン利用料だけではありません。会社内で似たような処理や開発を複数の人間・部署が行うことも、コストの多重化につながります。AIによって生まれた業務プロセスが本当に必要なのか、可視化することがガバナンスやコストの観点からも重要です。たとえば、経理が規定を参照するAIエージェントを作成し、同じく人事や法務も規定を参照するAIエージェントを作成していないでしょうか。参照先は異なるものの必要な処理は同一のため、別々に作ることは無駄につながりかねません。

株式会社セゾンテクノロジー 開発本部 プロダクトマネジメント部 部長 福泊晶氏
株式会社セゾンテクノロジー 開発本部 プロダクトマネジメント部 部長 福泊晶氏

高坂:また、検討やPoC段階では大きな問題にはならないものの、本格的な運用フェーズに入るとシャドーAIなど、新たなセキュリティ課題が顕在化します。従来の管理手法では対象が増えすぎて、適切に管理できない懸念もあります。複数のシステムをまたぐID管理、人手による承認作業など、管理すべきポイントが増えるためです。

次のページ
セゾンテクノロジーが投入するAI業務実行基盤「Agent Orchestration」 停滞する大手企業のAI活用に一石投じる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社セゾンテクノロジー

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/24311 2026/06/09 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング