サイバーセキュリティクラウドは、『Webアプリケーションへのサイバー攻撃検知レポート』を発表した。
検知期間は2026年4月1日~6月30日。同社が提供するクラウド型WAF「攻撃遮断くん」およびパブリッククラウドWAFの自動運用サービス「WafCharm(ワフチャーム)」で観測したサイバー攻撃ログを集約し、分析・算出しているとのことだ。
攻撃総数と推移:四半期で約7億9,475万件、1秒あたり約101回の攻撃

2026年4月1日~6月30日の91日間に、同社が検知したサイバー攻撃の総数は794,745,863件(約7億9,475万件)。1日あたりの平均検知件数は約873万件で、1秒あたりに換算すると約101回の攻撃を検知した計算になるという。
前四半期の2026年1月~3月と比較すると約12.4%増加。また、前年同期の2025年4月~6月と比較すると、検知件数は約1.5倍に拡大しているとのことだ。
攻撃種別では、「Web scan」が全体の39.1%と最も多く、次いで「SQLインジェクション」が15.8%、「PHPUnit」が7.5%、「ブルートフォース」が7.3%という結果に。前年同期と比較すると、PHPUnitやブルートフォースを狙った攻撃の構成比が拡大しており、特定の脆弱性や攻撃手法を狙った活動が活発化していることがうかがえるという。
イタリア発信元とみられる攻撃が前年同期比約75倍に

攻撃発信元の国別傾向を分析したところ、イタリアを発信元とみられる攻撃が6月に急増したことが確認されたとのこと。月別の検知件数は、4月が約10.9万件、5月が約48.4万件だったのに対し、6月には約6,875万件に達し、前月比で約142倍となった。
また、2026年4月~6月の合計は約6,934万件となり、前年同期の約93万件と比較して約75倍に増加。6月単月では、全世界の検知件数の約19.8%を占めているという。
同社の詳細分析では、イタリアを発信元とみられる攻撃について、重複を除いて数えた送信元IPアドレスの数は、他の上位国と比べて多くはなかったものの、1つのIPアドレスから送信された攻撃の検知件数を比較すると、イタリアが突出して多いことが分かったとしている。

このことから、多くの送信元から少しずつリクエストが送られていたというよりも、比較的限られた送信元から、繰り返し継続して攻撃とみられるリクエストが送られていた可能性があるとのこと。ただし、今回の分析だけで、攻撃の目的や実行した人物・組織、実際に侵入が行われたかどうかを特定することはできないという。
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