2025 年10月29日、日本マスタートラスト信託銀行と三菱UFJ信託銀行は「データマネジメントサービス(以下、DMS)」の提供に向け、機関投資家との間で導入に向けた準備を開始したと発表した。
既存の資産管理サービスやそれに付随する情報提供に加え、顧客の資産運用業務に関わるデータを一元的に管理し、利活用できる基盤を提供することで、機関投資家および資産運用会社のニーズに応えるとしている。
DMS導入効果
- データ収集機能:顧客が利用する各種データソースとの自動接続などにより、データ収集業務の効率化に貢献
- データ管理機能:複数の異なるデータソースを統合・蓄積するデータウェアハウス機能によって、セキュアで統制の取れたデータ環境を提供
- データ利活用機能:標準的なUIや、顧客が手元で利用するツールへの接続などを通じて、自由なデータ利活用を実現
- データオペレーション機能:上記に関連するデータ処理状況の確認や各種データのメンテナンス、クオリティチェックなど、日常業務の運営を支援
両社は、2025年9月から機関投資家とのサービス構築の検討を開始し、2026年9月よりサービスを開始する予定とのことだ。今後、顧客と各種データ提供会社(グローバルカストディアンや情報ベンダーなど)をつなぐ統合機能を果たし、資産運用立国に資する社会インフラになることを目指すという。
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