11月5日、Kongは、マネックス証券がAPI管理プラットフォームとしてKongを採用したと発表した。
マネックス証券は、“投資の民主化”を実現するために基幹システム「GALAXY」を独自構築しており、マイクロサービス化の推進、ハイブリッド環境への移行に取り組んでいる。株式・債券・投資信託など、複数のドメインを統合していた既存システムにおける障害範囲の広さや保守コストの増大、パフォーマンス上の課題を解消するため、Kongを導入。今後の事業成長を支えるAPI基盤を構築するとのことだ。
API通信には「gRPC」を採用し、すべての通信はKongを介して一元的に制御。また、非同期処理基盤を導入することで、株式市場の急変動時など、処理が集中する時間帯においても、他のサービスへの影響を最小限に抑え、安定したシステム運用を実現しているとする。今後は自社アプリに限らず、「GALAXY API」を外部パートナーにも公開することでNTTドコモのアプリなど、外部サービスからのアクセスも可能とする構想を立てているとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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