KMSは11月10日、香川県に生産拠点を持つプラントエンジニアリングメーカーの石垣が、企業向けにカスタマイズしたAIソリューション「miyoru AI」を導入したと発表した。
石垣は、上下水道インフラ関連の環境機械やポンプ、固液分離機など3分野において国内トップシェアを誇る製品を展開している。しかし、同社では製品仕様やメンテナンス運用に関する膨大なドキュメント管理が課題となっており、迅速な情報検索や報告書作成、問い合わせ対応が担当者の経験に依存する状況だったという。このためチーム内での情報共有や一貫性にも課題があり、業務効率やサービス品質の向上が求められていた。
miyoru AIの導入の決め手として、KMSのAIソリューションがパッケージ化され初期設定工数を約90%削減できる点、TeamsやSharePointとの統合による既存ツール活用、アクセス権限設定による情報管理性の高さが挙げられた。これにより担当者ごとの知識差を減らし、迅速な対応や情報共有、サポート品質の向上が期待されている。
導入後は必要な情報の抽出や問い合わせ対応のスピード向上とともに、AIキャラクターの性格設定機能でチームの一体感も高まっているという。特別なトレーニングを必要とせず、Teamsのインターフェースに対応している点も利点だとした。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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