三菱HCキャピタルと、AI開発用GPUデータセンターの運営やGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開するハイレゾは、資本業務提携契約を締結した。
今後、両社は同提携にもとづき、AI開発用GPUデータセンターを活用した新たなビジネスモデルの構築や、両社の顧客への計算資源の提供を進めていくと述べている。企業のAI開発に必要なデジタルインフラ基盤の構築にあたっては、三菱HCキャピタルグループが培ってきたファイナンス機能の提供やパートナー企業との連携といった強みを活用し、ハイレゾと連携しながら、AI開発用GPUデータセンターの新設を含む計算資源の提供を進めるとのことだ。
ハイレゾのAI開発用GPUデータセンターは、地方分散型の運営を特徴としており、これまで石川県、香川県、佐賀県で開設している。今後、三菱HCキャピタルグループが保有する太陽光発電などの再生可能エネルギー発電設備からの電力をAI開発用GPUデータセンターに供給することで、二酸化炭素排出量の削減を図るとしている。
なお同提携は、三菱HCキャピタルが、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用する、「イノベーション投資ファンド」を活用したものだという。
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