「RICOH サイバーセキュリティパック」は、これまでセキュリティ対策が十分に行えていない10人以下の小規模事業所向けに新たに商品化したもので、複数のセキュリティ機能を1台に集約したUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理装置)の導入設置から遠隔監視、マルウェアの検知・駆除、通知、企業でのデータ復旧までをパッケージ化したマネージドセキュリティサービスになる。
日々増加するマルウェアの構造をAIが学習し、未知のマルウェアも確実に検知してデバイスの隔離やマルウェアの駆除までを自動で行うソフォスの次世代エンドポイントおよびネットワークセキュリティ技術と、企業システムを24時間365日遠隔監視し、必要に応じて駆けつけ、業務再開までを支援するリコージャパンのセンター&オンサイト保守を組み合わせたもので、「最先端のテクノロジーによる安心」と「人による安心」を提供し、小規模事業所をセキュリティ脅威から守るという。
具体的には、(1)まもる(インターネットの出入口で不正通信を防御)、(2)見つける(AIを活用してマルウェアを検知し、自動で対象のデバイスをネットワークから隔離して駆除)、(3)知らせる(インシデントの発生や修復、復旧をセンターから連絡)、(4)かけつける(訪問が必要と判断した場合にカスタマーエンジニアが訪問)、(5)復元する(バックアップデータを用いてPC環境を正常な状態に復元)という5つのステップをワンストップで提供することで、業務再開までを支援し、事業継続性を確保するとしている。
「RICOH サイバーセキュリティパック」の主な特徴
1. 次世代ファイアーウォール、エンドポイントセキュリティとAIで実現するセキュリティ自動化
・ソフォスの「Sophos Intercept X」によって、先進的なディープラーニング技術をベースとしたAIを活用して未知のマルウェアとエクスプロイトを検知。また、ランサムウェアによる暗号化のブロックと自動復旧を実施。
・ソフォスの「XG Firewall」がマルウェア攻撃を検知すると、感染端末をネットワークから隔離し自動的に駆除を行う。Sophos XG Firewallとエンドポイント製品がアクティブかつ直接的に相互通信することで、より効果的に高度なゼロデイ脅威から防御。
2. 遠隔での監視からオンサイト対応による導入設置や業務再開支援までをワンストップで提供
・リコージャパンのセンターサービスにより、24時間365日のネットワーク環境を遠隔監視し、万一の際は全都道府県に広がる428のサービスステーションに配置された約4,600人のカスタマーエンジニアが駆けつけるため、IT専任がいない中小企業でも安心で円滑な運用を実現。