TIBCO Software社は、あらゆるデータを効率的につなぎ、リアルタイムに解析するソフトウェアおよびデータ統合プラットフォームをワンストップで提供するグローバルリーダー企業だという。
同社が提供する"Connected Intelligence"は、グローバル企業約10,000社が利用しており、主として金融、航空、社会インフラ、製造等の業界におけるミッションクリティカルなデータ解析と活用をサポートしている。
NTTコム オンラインは、デジタル・マーケティングの分野において顧客データの解析と統合ソリューションを提供してきた。今回の提携により、システム導入時のソリューション・アーキテクト、プロダクトサポート、解析を支援するデータサイエンティストを拡充するという。
今後は、高品質かつリアルタイムなデータ解析・統合プラットフォームの提供により、ミッションクリティカルな領域における企業のデジタルトランスフォーメーションニーズにも応えていくとしている。TIBCOの主力プロダクトは、次のとおり。
1. TIBCOデータ解析系プロダクト
TIBCOデータ解析プロダクトには、高速・軽量なデータ可視化解析アプリケーションから高度統計・機械学習ソフトウェア、また超大規模データの演算やリアルタイムストリーム解析アプリケーションまで、企業のニーズに合わせて提供可能な製品ラインアップが含まれる。
・TIBCO Spotfire
TIBCO Spotfireは、データの可視化、共有と高度なアルゴリズムを用いたインサイトの抽出をワンパッケージで実現するビジネスインテリジェンスソフトウェア。軽量かつ高速なビジュアル解析ツールであり、簡単な操作でデータの可視化・解析・予測が可能。
また、1つのソフトウェアでデータサイエンティスト、ビジネスの担当者、エグゼクティブそれぞれに必要な機能と情報を効率よく提供することができ、組織全体のデータドリブンな事業判断を支援する。
・TIBCO Data Science
テラバイト級ビッグデータ解析プラットフォームとして活用できる。内蔵された数千の機能とアルゴリズムにより、解析プロセスの自動化、ジョブのスケジューリング、ビッグデータ解析プロジェクトの監視、および高速化をセキュアに実現。
・TIBCO Streaming
大量かつ高速のストリームデータから機械学習を用いてリアルタイムにイベントを検出、重要なパターンの発生を検知し、ビジネスアクションにつなげるストリーミング解析プラットフォーム。パターン検知は生データだけではなくリアルタイム統計処理データやウィンドウ集計データも利用可能であり、複雑なパターンの検出にも対応。
ハイパフォーマンスかつスケーラブルであると同時に、グラフィカルなUIにより容易に操作ができ、FX価格解析、リアルタイムサプライチェーン、リアルタイム顧客エンゲージメント、ネットワーク監視、予測保守、サイバー攻撃の把握等の高度、リアルタイム、大量データの解析を実現。
・TIBCO Data Virtualization
分散しているデータソースを仮想的なデータウェアハウスとして一元化し、解析のためのデータサービス基盤を提供するエンタープライズデータ仮想化ソリューション。データ取得の一元化により、ユーザーは簡単に様々な種類のデータにアクセスすることができるようになる。
また、データ管理者にとっては、データへのアクセス管理集約によリ、最大75%のコスト削減とともに、重要データのガバナンスが実現できるようになる。必要なデータを早く容易に活用できることによりビジネス価値の加速を実現。
2. TIBCOデータ統合ソリューション
TIBCOのデータ統合ソリューションは、アプリケーションを統合しデータを収集するインテグレーション製品と、マスターデータを管理・運用するマスターデータマネジメント製品、および仮想的なデータソース統合を実現するデータ仮想化製品などがある。
・TIBCO Cloud Integration
企業のあらゆるビジネスアプリケーションを容易かつ迅速に連携するアプリケーション統合スイート。直感的なドラッグアンドドロップにより、SaaSからオンプレミスまで全てのアプリケーションとデータを、リアルタイムかつ高品質に活用可能な状態で連携させることができ、業務の自動化、ミッションクリティカルなシステムに必要な監視と予測保守要否判断の自動化など本格的なビジネスプロセスの統合を実現。
・TIBCO EBX(旧Orchestra EBX)
最新世代のマスターデータマネジメント(MDM)システム。マスターデータ、参照データ、ディメンションの整合性、階層、メタデータなど、膨大な数のデータ資産を効率的・効果的に管理・共有するためのエンタープライズ向けMDMになる。
データ駆動型アプリケーションを作成するために必要なエンタープライズクラスの機能、データ管理、ワークフロー、データ品質などが全て含まれている。モデルドリブンなアプローチにより、旧来のMDMのような継続的で重い運用コストを負担する必要がなくなる。