ウイングアーク1stは、帳票基盤ソリューション「SVF Ver.10.0」を、12月2日に発売した。
「SVF Ver.10.0」は、“未来の帳票”をコンセプトに、「SVF」の特長である安定性や信頼性をさらに高めるとともに、大量の帳票出力を可能にするスケーラビリティと、さまざまなデバイスでの文書の閲覧に対応している。
デジタルトランスフォーメーションの加速によって、“未来の帳票”が直面するであろうと予測されるIT人材不足や環境変化といった課題を解決すべく、帳票設計にあたっては設計ツールを使用することなく、Excelを帳票フォーマットにする機能の追加や、HTML5(SVG)対応によるさまざまな閲覧環境への対応が行われた。
さらに、RDEサーバーへの負荷を分散させることでスループットを向上し、大量データ出力時のスケーラビリティと、高い可用性を実現したほか、印刷と保管を同時に行うことで、電子データ対応の課題を解決している。
ラインアップは、帳票のPDF化によって本格的なWeb帳票運用を可能にする「SVF PDF Enterprise」、基幹システムのミッションクリティカルな全社帳票運用を実現する「RDE SUITE」、各種ラベルプリンタを含む固有のプリンタに依存しない帳票高速印刷を実現する「SVF Print SUITE」、印刷データをExcel・CSV・TIFFといった形式で出力できる「SVF File SUITE」の、4製品を用意する。
なお、「SVF Ver.10.0」の発売にあわせて、「SVF」のロゴを刷新した。新ロゴは、“未来の帳票”を見据えた進化を続けて、さらなる顧客価値向上に努めるという、同社の意思表示を象徴している。