インテックと慶應義塾大学SFC研究所は、5月28日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)内に「地域ICTプラットフォームラボラトリ(仮称)」を開設したと発表した。両者は、最先端のICTを用いて地域における課題解決を図るべく共同で研究していく。
「地域ICTプラットフォームラボラトリ(仮称)」は、世界的なデジタル化の潮流による産業構造の変革で加速度的に社会が変化する中、地域におけるさまざまな課題をICTの活用によって速やかに解決することを目指して開設された。
2020年度は、インテック、慶應義塾大学SFC研究所がそれぞれの強みを相互補完できる分野や、社会的要請が高まっている分野として、以下の3つの研究開発テーマに取り組んでいく。
- 地域における産業に跨るデータの利活用
- ローカル5Gなどワイヤレスの実運用性
- 遠隔授業や地域の教育課題の解決
今後は、研究開発の成果に基づいて、地域のプラットフォームサービスの創造や、新たなビジネスイノベーションに取り組み、地域型の事業インキュベーションにつなげる。さらに、国内外の企業や自治体などの参画も募り、オープンな環境で地域の課題を掘り下げ、かつ早期解決に向けた研究開発を行っていく。