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クラウディアン、Kubernetes S3 Operatorを発表 従来より60%以上のコスト削減

 米クラウディアンは、現地時間の8月27日、新しいCloudian Kubernetes S3 Operatorによるコンテナベースアプリケーションのサポートを発表した。

 Cloudian Kubernetes S3 Operator は、Cloudian HyperStore S3互換オブジェクトストレージを動的プロビジョニングするためのセルフサービスツールを提供するという。

 業界標準のS3 APIを使用してアプリケーションのポータビリティーを最大限に高める、Kubernetes対応のプライベートクラウドソリューションにより、従来のクラウドストレージおよびパブリッククラウドストレージと比較して60%以上のTCO削減を実現するとしている。

 今回の発表は、Cloudianのクラウドネイティブ環境のサポート拡張を意味しており、すでにVMware VeleroやMayaData Kuberaなどのソフトウェアツールを通じて、オープンソースのKubernetesアプリケーションおよびデータのスケールアウトバックアップターゲットとして機能している。

 Cloudian HyperStoreオブジェクトストレージプラットフォームを使用してデプロイされるKubernetes S3 Operatorは、S3互換のオブジェクトストレージをすばやくプロビジョニングするためのAPIベースの管理環境を提供する。

その他の主な機能とメリット

1.シンプルでダイレクト

 ストレージはゲートウェイや変換レイヤーではなく、アプリケーションによってプロビジョニングされ、直接アクセスされる。

2.エンタープライズグレードのセキュリティー

 暗号化、IAM、SAML、WORM、RBACの機能が含まれ、Common Criteria、FIPS、SEC Rule 17a-4(f)などの最も厳しい規制要件による認証に対応している。

3.エクサバイトのスケーラビリティ

 わずか3ノードから開始し、中断することなくエクサバイトにスケールアップが可能となる。

4.マルチサイトおよびマルチクラウドのサポート

 シンプルな単一のネームスペースで複数のサイトに拡張することができる。また、データをネイティブ形式で維持するAWS、GCP、Azureのアウトオブボックス統合で、パブリッククラウドに拡張することも可能である。

5.優れた費用対効果

 従来のSAN/NASシステムやパブリッククラウドと比べ、60%以上のコスト削減を実現する。

 また、Cloudianを使用することで、従来のアプリケーションとクラウドネイティブアプリケーションの両方に共有ストレージ環境を使用することもできるという。

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