ディーウェイブシステムズは9月30日、次世代量子コンピューティングプラットフォームの一般提供を発表した。
Leap量子クラウドサービスで本日から提供されるこのプラットフォームには、5000ビット超の量子ビットと15方向の量子ビット接続を備えたAdvantage量子システムに加えて、最大100万個の変数で問題を実行できる拡張ハイブリッドソルバーサービスが含まれているという。
また、企業による本番環境の量子アプリケーション構築を可能にする取り組みの一環として同社は、サポートが必要な企業向けのジャンプスタートプログラムであるディーウェイブLaunchを発表。ビジネスの問題をハイブリッド量子アプリケーションに変換するサポートを提供するとしている。
さらに、ディーウェイブは、10月8日に一般公開を予定している新たなハイブリッドソルバーも発表した。
Advantageの量子コンピュータとLeap量子クラウドサービスには、以下が含まれる。
- 新しいトポロジー:新しいAdvantageシステムでは、各量子ビットは15個の別の量子ビットに接続できる
- 量子ビット数の増加:多くの量子ビットと高い接続性により、量子プログラマーは、商用量子アプリケーション構築のためにグラフにアクセスできるようになる
- パフォーマンスの向上と問題サイズの拡大:最大100万個の変数を持つLeapのハイブリッドソルバーサービスにより、企業は大規模でビジネスクリティカルな問題を実行可能
- Leapのハイブリッドソフトウェアおよびツールの拡充:ビジネス規模の問題に対応したPythonでのハイブリッド高速開発環境が提供される
- 柔軟なアクセス:Advantageと次期DQMソルバーは、Leap量子クラウドサービスで利用可能。開発者や企業は、本番環境のハイブリッド量子アプリケーションの開発をすぐに始めることができる
- 継続的なリリース:ディーウェイブは、ハイブリッドソルバー、QPU、クラウドを介したソフトウェアアップデートにより、プラットフォームの新しいコンポーネントが利用可能