ServiceNow Japanは、11月18日、オペレーション状況をリアルタイムで把握・管理するための製品「Operational Risk Management」に、オペレーショナルリスク管理や、レジリエンスを高めるための機能を追加したことを発表した。
今回追加された新機能は、以下の通り
- Operational Resilience Management:サイロ化された環境における継続的な可視性と、影響度に応じたガイダンスを提供することにより、各事業部門は、主要なビジネスプロセスのオペレーショナルリスクを理解した上で管理できるようになる。具体的には、テクノロジー、サプライヤー、オフィスや施設、人材のレジリエンス(影響を受けた後の回復力)を計算、追跡し、リスクスコアと影響を受けるプロセスの範囲に基づいたアクションを推奨する
- サードパーティ向けのリスク管理を機能強化:サプライヤーの階層(ヒエラルキー構造)や子会社をサポートし、倒産、納期、サイバーセキュリティなどの異なるリスク領域に基づいて、階層内の各レベルを高度に評価することができる
今回発表する新機能の一環として、あらゆる種類のリスクをさまざまな手法により、手動または自動で評価できる高度なリスク評価エンジンを備えている。これにより、多種にわたる領域を横断したリスク管理の統合を実現するとしている。
さらに、今回の新機能に加えて、新たなフレームワークと厳格な規制要件が課せられる政府、金融サービス、ヘルスケア業界といった主要産業を支援するための規制変更管理も提供するという。NIST RMF、CIS Top 20 Controls、国際決済銀行(BIS)ガイダンス、および規制更新を自動化する変更管理に対応したことで、組織はコンプライアンスに遵守するために効果的に管理できるとしている。