アクセンチュアとServiceNowは、企業および公共機関の顧客のデジタルトランスフォーメーションに向け、業務上の様々な課題解決を支援する新組織「アクセンチュア サービスナウ ビジネスグループ」を設立した。両社は今後5年間で、本ビジネスグループに数百万米ドルの大規模な投資を行うとしている。
本ビジネスグループは、パーソナライズされた顧客体験および従業員体験を可能にするデジタルワークフローを通じて、顧客が組織全体におけるビジネスプロセスを迅速に最適化し、テクノロジー投資の価値を最大限に引き出せるように支援する。これにより、顧客および従業員は、ServiceNowが有するセルフサービス機能やリモートワークツールを通じて、業務の柔軟性、機動性、選択性をより一層高めることが可能になるという。
また、テクノロジーを活用しワークフローをプラットフォーム化することで、より先進的な業務環境を確立することができ、ビジネスニーズや顧客ニーズへの柔軟な対応、従業員エンゲージメントの促進、生産性の向上、業務環境の整備に関するコストの最適化を図ることができるとしている。
まずは、通信、金融サービス、行政、製造、ヘルスケア、ライフサイエンス分野を中心に、顧客のデジタルトランスフォーメーションプログラムの推進を支援する予定としている。さらに、従業員エンゲージメント、カスタマーサービスおよびオペレーション、ITオペレーション向けの人工知能(AI)、セキュリティやリスク対応といった分野のワークフローにおいて、イノベーション創出を推進。将来的には、その他の業界向けのソリューションも開発していく予定だという。