Qlikは1月29日、スイスの多国籍医薬品企業であるNovartisが、Qlik Senseを利用して全社的なデータの民主化を推進し、ビジネスプロセスの最適化を実現したことを発表した。これにより、予算および経営資源の最適な配分が可能になり、同社は数十万ドル単位のコスト削減を実現したとしている。
Novartisは、パフォーマンスの高い分析や最適なデータ可用性、インフラストラクチャの障壁を取り除き、すべての情報源からデータを取り入れるアナリティクスエクスペリエンスを、重視していたという。
Qlikアナリティクスプラットフォーム導入の効果
- 高度な自動化により、エラーの起きやすい人手に頼るプロセスを削減:大規模なデータセットをアナリティクスプロジェクトに取り入れることができ、ほぼリアルタイムでデータに基づいた意思決定が行えるようになったという。また自動化されたことで、人手を介した定型業務プロセスを削減。エラーの可能性が削減されるだけでなく、従業員が本来の業務に集中する時間が確保された
- 現場におけるアナリティクスの利用機会の拡大:モバイル向けに最適化されたダッシュボードにより、NovartisのQlikユーザーのうち2万人を占めるセールス担当者の、現場におけるアナリティクスへのアクセスが大きく変化した
今後Novartisは、Qlik GeoAnalyticsを採用し、位置情報に基づいたデータによりQlikアナリティクスプラットフォームの活用を広げる予定としている。
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