南紀白浜エアポートと日立製作所(以下、日立)は、南紀白浜空港において、保安検査を支援する人工知能(AI)技術の実用化に向けた実証実験の実施に関する覚書締結を発表した。
本実証では、従来の検査員による「目視」に加え、AIによる二重の確認により保安検査員のストレス軽減とともに手荷物検査の安全性の更なる向上を目指すものだとしている。また、システムの中核には、日立ソリューションズの「X線検査判定支援ソフトウェア」を用い、X線装置の手荷物検査において、AIによる危険物の自動判定を行うという。
実験の役割分担
南紀白浜エアポート
- 実証実験を実施する南紀白浜空港の運営
- 関係機関および空港事業者との各種調整
- 空港保安業務全般に関する助言等
日立
- 実証実験の作業取りまとめ
- 本実証実験に必要な機器の準備および設置
- 「X線検査判定支援ソフトウェア」のチューニング
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