米現地時間8月26日、デル・テクノロジーズは、2022会計年度(2021年2月~2022年1月)の第2四半期(2021年5月~2021年7月)の業績を発表した。
第2四半期の売上高は前年同期比15%増の261億ドル、営業利益は前年同期比21%増の14億ドル、非GAAPベースの営業利益は第2四半期として過去最高となる前年同期比7%増の28億ドルだという。また、純利益は9億ドル、非GAAPベースの純利益は19億ドル、調整後EBITDA(利払、税引、償却前利益)は33億ドル。営業活動で使用したネットキャッシュは17億ドルだとしている。加えて、希薄化後1株あたり利益は前年同期比23%減の1.05ドル、非GAAPベースの希薄化後1株あたり利益は前年同期比17%増の2.24ドルだという。
各ビジネスユニットの概況
クライアントソリューショングループ(CSG)の第2四半期の売上高は、27%増の143億ドルで過去最高だとしている。また、営業利益も39%増、同グループ売上の7%となる9億9,500万ドル。法人向けの売上は32%増の106億ドル、消費者向けの売上は17%増の37億ドルで、こちらも第2四半期として過去最高だとしてる。
主なハイライト
- 「Dell Latitude」および「Dell Precision」が堅調に成長
- 新しい「Dell デジタル高解像度Webカメラ」をリリース
- ハイパフォーマンス「Alienware Xシリーズ」をリリース
また、インフラストラクチャーソリューショングループ(ISG)の第2四半期の売上高は、マルチクラウドソリューションにフォーカスする顧客のIT投資が加速したことを背景に、3%増の84億ドルとなっている。さらに、サーバーとネットワークの売上高は6%増の45億ドル、ストレージの売上高は1%減の40億ドル。第2四半期の営業利益は、同グループ売上の約11.5%となる9億7,000万ドルだという。
主なハイライト
- 「Dell Technologies APEX」サービスポートフォリオをリリース
- 「Dell EMC VxRail」ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)システムをリリース
- 過酷なエッジ環境向けに構築されている高耐久システムを含む、最新世代「Dell EMC PowerEdge」サーバー6モデルの出荷を開始
- 通信サービス ロバイダー(CSP)のイノベーションと収益増加に向けた歩みを促進する、オープンでクラウドネイティブな通信業界エコシステムを発表
また、VMwareの第2四半期の売上高は、前年同期比8%増の31億ドル。当四半期の営業利益は、VMware売上高の27%となる8億4,900万ドルだとしている。
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