デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト トーマツ)と京都先端科学大学(以下、KUAS)は、両者が締結していた「ものづくりDX推進と教育機能強化に向けた包括的連携協定」に基づく具体的な施策を始動させることを発表した。
本連携はKUASが目指す、専門性と実践力を兼ね備えた京都発世界人財の育成と輩出、デロイト トーマツが目指す日本企業のモノづくりDXを産学一体で推進。これにより、企業改革や新しいビジネス創出に貢献することに協働して取り組むためのものだという。日本のものづくりDXの推進に必要な実践的な知識・体験を得られる仕組みをKUASに構築し、将来的には他大学での展開、利用を含めた教育、産学公への貢献を両者が連携・協力して実現することを共通の目的とし、主に次の3点の施策に取り組むとしている。
- 専門力、実践力、グローバル力を兼ね備えた学生の育成、輩出を目的とした、教育連携に関する施策
- 日本企業のものづくりDX推進に必要な実践的知識、体験を得られるイノベーションスペースに関する施策
- 教育、産業界のDX活用、推進を後押しする仕組みづくりに関する施策
本協定に基づく具体的施策の第一歩として、KUASの学生を対象としたインターンシッププログラムを開始。大学の正課科目として単位認定される学生インターンシップの受け入れは、デロイト トーマツにとって初だという。本プログラムでは、「社会の即戦力となる人材」になるために必要なマインドセット、スキルなどを体感できる場をデロイト トーマツが提供。学生に疑似プロジェクトワークにて、クライアントの業務課題の特定、施策の検討、オペレーションの改善(概念実証)などを経験させるとしている。
また、今秋にはものづくりDX推進に必要な実践的知識、体験を得られる125平米のラボを太秦キャンパス南棟に設置。ラボは、KUASの学生がものづくりDXに関する実践的な学びを得る場として活用するという。
さらに、製造業を始めとする様々な企業、団体、教育機関などが、産学連携によるものづくりDX の推進を図る拠点とする計画だとしている。
今後両者は、京都の地域社会や地場産業との連携を含む、教育、産業界のDX活用、推進を後押しする仕組みづくりのための検討も進め、日本企業のモノづくりDX推進に資する連携を深めていくという。
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