メタップスは、情報システム部門に所属している会社員514名に対し、1人で社内ITインフラを担当する、いわゆる“ひとり情シス”に関する実態調査を実施した。
“ひとり情シス”となっている企業の割合、全体の11.4%
「Q1.あなたの会社では、現在社内のITインフラを担当している人は何人いますか。」(n=514)と質問したところ、「1人」が11.4%という結果になったという。
“ひとり情シス”のうち6.8%は、従業員数「1,001~5,000名」の大企業に勤務
Q1で「1名」との回答者に、「Q2.あなたのお勤め先の会社・団体の従業員数を教えてください。」(n=59)と質問したところ、「1,001~5,000名」が6.8%という結果に。従業員数が「1,001~5,000名」規模の大企業であっても、“ひとり情シス”となってしまっている会社が存在する実態が明らかになったとしている。
“ひとり情シス”の約半数が「1人でITインフラを担当している中で課題を実感」
Q1で「1名」との回答者に、「Q3.1人でITインフラを担当している中で、課題を感じることはありますか。」(n=59)と質問したところ、「かなりある」が16.9%、「少しある」が28.8%という結果になったという。“ひとり情シス”の45.7%が課題を感じていることが分かったとしている。
“ひとり情シス”が感じている課題、「セキュリティ面が不安」が59.3%、「業務の負荷が大きく、手が回らない」が51.9%
Q3で「かなりある」「少しある」との回答者に、「Q4.あなたは、1人でITインフラを担当している中でどのような課題を感じますか。(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「セキュリティ面への不安」が59.3%、「業務の負荷が大きく、手が回らない」が51.9%という結果になったという。
「プレッシャー」や「トラブル時に解決できる自信がない」など不安の声も
Q3で「かなりある」「少しある」との回答者に、「Q5.Q4で回答した以外に課題に感じることがあれば教えてください。(自由回答)」(n=27)と質問したところ、「プレッシャー」や「トラブル時に解決できる自信がない」などの回答が得られたとしている。
自由回答(一部抜粋)
- 44歳:トラブル時に解決できる自信がない
- 50歳:予算がない
- 34歳:疲れが見えてしまう
- 58歳:プレッシャー
- 59歳:自分がここに縛られてしまっていることの不安
本調査では、社内のITインフラを1人で受け持っている企業が一定数おり、そのうちの約半数が課題を感じている実態が明らかになったという。同社は、“ひとり情シス”が抱えるセキュリティ面や業務負荷の課題に対して、「メタップスクラウド」によって、効率化やセキュリティ面の強化を支援していくとしている。
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