大日本印刷(以下、DNP)は、ELEKS Japanと資本提携したことを発表した。
ELEKSは、AI・IoT・データサイエンスなどを扱う専門性の高い約1,800人の技術者を擁し、米国や欧州の市場で金融や公共インフラ、製造・小売やエンターテインメント関連などの領域で、650以上のプロジェクトに関わってきた実績があるという。
今回、両者の強みを活かしたDX推進支援サービスを日本で12月から提供。本サービスでは、グローバルなリサーチに基づくサービスやプロダクトのデザイン、先端的な技術や開発手法によるサービス・プロダクト開発のメニューを用意し、関連する事業も含めて3年間で5億円の売上を目指すとしている。
DX推進支援サービスの特長
- 事業変革の構想から新サービス・プロダクトの提供まで一貫して支援:ビジネスアナリシス(ニーズ分析やソリューション提案等)、UX(ユーザー体験)デザイン、システムアーキテクチャ(システムの構造・設計等)の専門家で構成されるELEKSのチームと、顧客体験(CX)価値の向上を手掛けるDNPの企画・開発チームが連携。事業の在り方や事業プロセス等の変革についての構想や各種課題の発掘から、サービス・プロダクトの提供までを一貫して支援する
- 先端的な技術・開発手法を実際のビジネスに適用・導入:ELEKSの先端的な技術や開発手法を迅速に事業のプロジェクトに導入していくため、専門的な強みを持った人材を集めた同社の“CoE(Center of Excellence)”の組織とも連携し、DXの推進による業務の効率化や生産性の向上につなげていく
- 幅広い事業領域でのグローバルな提供実績を日本国内で活用:金融や公共インフラ、製造・小売やエンターテインメント関連など、グローバルに事業を展開してきたELEKSのグローバルなリサーチ・分析の強みを活かし、国内の各企業に対して、CX価値向上のための企画開発や新しいサービス・プロダクト開発などを支援する
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