三越伊勢丹システム・ソリューションズ(以下、IMS)は12月21日、三越伊勢丹グループのDXを支えるICT基盤を活用し、グループ外企業向けに提供する「DX支援事業」を開始したと発表した。あわせて、同社が内製したICT基盤「三越伊勢丹ビジネスプラットフォーム」(以下、MI_BPF)を活用したモデルプロジェクトを募集することも明かした。
同社は三越伊勢丹グループ企業にIT基盤やシステム開発・保守・運用を提供。「MI_BPF」 は、百貨店のシステムニーズに応える共通基盤として開発されたもので、既存システムはそのままにDX化した、iPaaSのようなICT基盤だという。なお、同グループが提供している「おもてなしDX」の各種新サービスは「MI_BPF」がベースだとしている。
最初は、百貨店のようなヒトを介した顧客接点のあるアパレルやホテルなどをターゲットに、DX支援事業を提供。順次、業界業種を超えた拡張をしていくという。まずは、今後1年間で3件ほどのモデルプロジェクトを募集し、グループ外向けソリューションとして「MI_BPF」をブラッシュアップしていく計画だとしている。
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