KDDIは2022年度の中途採用で、2021年度比で2倍となる過去最大の400人を採用する計画であることを明かした。同社は多様な人財の確保により、au 5Gを活用した新規事業の創出や、非通信事業の強化、社内外のDXなど、通信を核とした事業の多角化を加速させるとしている。
2022年度の中途採用計画では、顧客の経営課題を踏まえたDX戦略の策定とソリューション開発を担う人財の採用を強化。なかでも、プロダクトマネージャー、コンサルティング営業、ソリューションエンジニアなどの専門性を有する人財の採用に注力するという。
同社は10月27日に、DX人財を2023年度までにグループ全体で約4,000人に拡大すると発表していた。DX人財のうち、中核を担う人財をDXコア人財と定め、社内人財育成機関の「KDDI DX University」で、約1年間200時間におよぶ研修を実施。2023年度までに500人規模を育成するとしている。
また、2020年8月から、働いた時間ではなく成果や挑戦および能力を評価・称賛し、処遇へ反映する「KDDI版ジョブ型人事制度」を導入。同社は今後も、グループ内の広範な事業領域でのさまざまな成長機会を活用するジョブ型を推進していくという。
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