「Office 365 E5」は、統合的な生産性ソリューションであり、セキュリティを備えているという。「Office 365 E5」の特徴は次のとおり。
・新たなコラボレーション
「Office 365」は、新たに電話をクラウドから提供。Cloud PBXを提供開始し、内線電話のクラウド化により、電話のクラウド化の第一歩を踏み出すという。クラウド上でのITと電話の管理統合により、「人」を起点にしたコミュニケーションツールの統合を進め、コラボレーションを強化するとしている。
この機能は、北米では外線電話のクラウド化を実現する公衆電話網(PSTN)通話が12月1日から提供開始となるが、日本市場では2016年以降の提供を予定しているという。
また、Skype for Businessのオンライン会議も同時に大幅な強化がなされ、参加者が数千を超える規模の通達型の会議にも対応する。
・インテリジェントツール
新たに提供されるDelve Analyticsでは、組織がどのような業務にどれ位時間を費やしているのか、どのような組織・人が連携しているのかを分析・可視化し、それに基づき、より有効なナレッジを持っている人、連携した方がよさそうな人等、組織横断の連携のヒントを得て、より効果的なコラボレーションを実現するという。
また、データ活用も進化し、今回、「Office 365」として提供されるPower BI Pro は誰もが簡単な操作でデータ分析を行え、クラウドで簡単に共有できるため、誰もが自分の手元でデータ分析を行い、ビジネス市場の状況をリアルタイムに把握することができるとしている。
・エンタープライズグレードのセキュリティ
セキュリティ対策も大きく強化している。たとえば、Advanced Threat Protection(ATP)は、受信したメールにマルウェアに感染した可能性のあるファイルが添付されていた場合や、メール本文に記載されたURLが悪意のあるものであるとクラウド側で判断した場合、それがユーザーの手元に届く前に、検知し、対策を講じることができる。