「DataMagic」は、プログラム開発することなくデータの抽出から加工、変換、そして DB 連携までを含めた一連のプロセスが自動化、高速化することができるソフトで、既存フォーマットの一括変換や必要なデータのみを抽出しての DB 格納など、業務の中で発生するデータ変換作業を実現している。
「DataMagic」の実行エンジンは C 言語で作られたネイテイブモジュールで、Java 上で動く多くのETL ツールに比べて、同じ処理でも高速で動作するという。更に、今回のメジャーバージョンアップでは、これまでのシングルコアによる動作からマルチスレッド化に対応し、処理の一部を並列化することで、より高速にデータ加工やデータ変換を実行できるとしている。
「DataMagic Version3.0」の新機能は次の通り。
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仕様書出力
これまで手作業で作成していた変換設定情報の文書化について、Excel 書式の仕様書に出力する機能。 -
文字コード変換機能の拡張
SHIFT-JIS, IBM 漢字, UTF-8, UTF-16 間でコード変換を行う場合、JIS 第一、第二水準に定義されている文字以外も変換するか選択できるようになった。これによって、「○つき数値」や「(株)」など、一般的に使用されやすい文字を外字テーブルへ登録することなく使用できる。また、UTF-8, UTF-16 については IVS(異体字セレクタ)に対応した。 -
ステップ実行
変換の過程を確認しながら変換処理開発を行うことが可能に。この機能により、経過を確認しながら実行できる。ステップ実行は、意図するように変換できなかった場合の解析、またはデータ加工の処理経過の確認に使用できる。 -
Excel シートのセル単位とレコード(列)単位の混在指定
セル単位とレコード(列)単位を混在させて入出力できるようなった。更に、GUI で Excel シートのイメージを表示してセルまたはレコード( 列) を指定できるようにし、項目名ごとにコメントを追加できるようになった。
デスクトップ版の「DataMagic DeskTop」を6万円から提供する。また、サーバー版の「DataMagic Server」も30 万円より提供する。