「U-Cloud IaaS」上で業務アプリケーションやWebアプリケーションを運用する際、多くのケースにおいて、オンプレミス環境や他クラウドとのシステム連携、システムごとのジョブ管理、WebサーバーへのSSL証明書導入などのサービスが必要となる。
これらに対応するため、多種多様な形式のデータのシステム間での変換および連携を可能にする「データ連携サービス」、複数システムのジョブの統合管理を可能にする「ジョブ管理サービス」、月額利用型でSSL証明書を提供する「SSLサーバー証明書取得管理サービス」を「U-Cloud IaaS」のサービスメニューに加えた。
従来、3つのサービスを利用する場合は、「U-Cloud IaaS」の契約とは別に、それぞれ必要なライセンスやソフトウエアの調達と契約手続きを行う必要があった。今回、「U-Cloud IaaS」のサービスメニューに加えたことにより、「U-Cloud IaaS」上で契約、導入、運用・保守までをワンストップで提供できるようになった。
これにより、「U-Cloud IaaS」の顧客は、サービス利用に伴う契約手続きを大幅に簡素化でき、事務処理手続きに関わる作業負荷が軽減できる。さらに、各種問い合わせの窓口も一本化され、障害時の切り分けも「U-Cloud IaaS」側で実施するため、問い合わせ処理フローが一元化できるという。
「U-Cloud IaaS」の3つの新サービスの概要と価格は次のとおり。
1. データ連携サービス
実績あるデータ連携ソフトウエアのOEM製品である「U-DataExchange 」を2016年3月から提供している。この「U-DataExchange」のサブスクリプションライセンスと導入・保守サービスを月額利用型として、「U-Cloud IaaS」のユーザー向けに提供する。多種多様な形式のデータをノンプログラミングで、データ形式を変換、システム間でデータ転送を行うことができるサービスになる。
2. ジョブ管理サービス
実績ある高性能ジョブ管理ソフトウエア「JobStar」のライセンスにベーシックサポートサービスを含め、月額利用型としてU-Cloud IaaSユーザー向けに提供する。このサービスの利用により、「U-Cloud IaaS」上のシステム運用業務を自動化、一元管理できる。
3. SSLサーバー証明書取得管理サービス
2016年11月から提供している同サービスを「U-Cloud IaaS」ユーザー向けに提供する。このサービスは、JPドメインを管理するJPRS(日本レジストリサービス)が発行するSSLサーバー証明書を月額で提供でき、1枚の証明書で複数台のサーバーに導入可能。「U-Cloud IaaS」との親和性が高く、利用期間や利用環境に応じて無駄なく利用できる。