最新版では、主にユーザビリティの向上とHTML5ビューアの機能が強化されている。PCやiPadに加えて、iPhoneからのファイルの閲覧にも対応した。Windows 10およびMicrosoft Edgeにも対応し、マルチデバイス、マルチブラウザ環境での活用範囲を拡張しているという。
また、従来からの特長であるCAD図面の閲覧機能が強化され、CADファイル(2D図面)の図形の属性情報をビューア上で表示できるようになった。閲覧だけでなくファイル登録時の機能も強化しており、ブラウザ上からでもファイルの登録や削除が行える。
「Brava 16 for FileServer」の主な機能強化、機能追加点は次のとおり。
・フォルダ/ファイルツリーを表示するためのテンプレートの種類を追加
フォルダ/ファイルツリーを表示するためのテンプレートの種類を追加し、見たいファイルに容易に辿り着けるようになり、ユーザビリティの向上が図った。また、スマートデバイスからでも操作しやすいようにデザインされている。
・「コントリビューター」機能によるブラウザ上からのファイル登録
これまではエクスプローラーから直接ファイルをファイルサーバーに保存する必要があったが、コントリビューター機能により、ブラウザ上からでもファイルの登録や削除、閲覧時の印刷やダウンロードの可否をファイル毎に設定することができる。
・スマートデバイス対応を強化
スマートデバイス対応としてiPadに加えて、iPhoneとアンドロイドタブレットからのHTML Viewerによる閲覧にも対応した。社外からでもiPadなどのスマートデバイスを使用した文書・図面ファイルの閲覧が可能となり、スマートデバイスを利用したワークスタイルの利便性をさらに向上させることができる。
・Windows 10およびMicrosoft Edgeに対応
クライアントの動作環境として、Windows 10に対応。マルチブラウザ対応により、Internet Explorer 11を使用する場合はActiveXビューアを、Chrome、Firefox使用する場合はHTML5ビューアをそれぞれ使用することができ、新たにMicrosoft Edgeにも対応した。
「Brava for FileServer」は、時間と場所を選ばずに社外からでも必要な情報にアクセスできる環境を提供することが企業にとって重要な課題となってなかで、ファイルサーバーに保存されたファイルをBrava for FileServerの変換機能を利用して共有することで、ファイルの閲覧を許可しながらも、オリジナルファイルの流出を根本的に防止することを実現するという。また、クラウド環境やモバイル環境のようにネットワーク回線が制限される環境でも、重たいファイルを高速・快適に閲覧できる仕組みを提供しており、効率的な情報共有と強固なセキュリティという相反するニーズを満たす環境を実現するとしている。