このサービスでは、事前検証から移行までHPE Pointnextが迅速に支援するという。HPE Pointnextは、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速し、ビジネスゴールの達成を支援するために、ヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)のテクノロジーサービスを提供する組織だという。
エクイニクス・ジャパンは、インターコネクション(相互接続)とデータセンターサービスをグローバルに展開する米エクイニクスのグループ子会社で、東京および大阪市内で11拠点のIBXデータセンターを運営し、世界44都市で展開するエクイニクスのインターコネクション プラットフォームにより、国内外の企業との間で、相互接続できる環境を提供している。
今回、日本ヒューレット・パッカードはエクイニクス・ジャパンと連携し、両社の強みを生かして、ハイブリッドITに対応したデータセンターPoC環境をリリースする。エクイニクス・ジャパンのデータセンターにおいて、日本ヒューレット・パッカードが予め構築したハイブリッドITの基盤となる環境を利用することで、企業は迅速にPoCを行うことが可能になるという。
両社によるサービス、オンプレミス環境を想定したPoCに加え、特にハイブリッドIT環境で問題になりがちな、回線に起因する性能検証を専用線の環境で実施できるため、事前検証の上、より確実なハイブリッドIT基盤の選定を必要とする企業に適しているとしている。
データセンターPoCソリューション利用のメリット
・迅速なPoCへの着手:ハードウェア購入の費用やタイムラグを考慮することなく、迅速なPoCへの着手が可能となる。利用は「ベアメタル」「仮想サーバー」単位で選択が可能。
・月額利用料で一括請求:ハードウェア利用金額のみならず、企業環境への回線料金や、データセンターでの運用費用を含め、ワンストップで支払可能。
・クラウド環境への高速でセキュアな接続(オプション):エクイニクスのデータセンター内で提供されるEquinix Cloud ExchangeやMetro Connectを介して、AWS Direct ConnectおよびMicrosoft Azure Express Routeを活用したAWS、Microsoft Azureなどパブリッククラウドサービスへの高速でセキュアなプライベート接続を利用可能。
・最新のハードウェア環境を利用可能:エクイニクス・ジャパンはHPE Partner Ready for Service Providers Programに参画しているため、本PoC環境ではHPE製の最新ハードウェアを導入している。
・堅牢なデータセンター環境:物理的セキュリティおよび高い稼働率で実績のあるエクイニクス・ジャパンのデータセンターを利用することで、強固なセキュリティと高い運用信頼性を実現することができる。
・アドバイザリーとプロフェッショナルサービス(オプション):検証結果を活用し、IT環境最適化を支援。HPEが有するコンサルティングの知見を活かし、ディスカッションサービスやアーキテクチャの設計支援、および、移行支援サービスを日本ヒューレット・パッカードが提供。オンプレミスやマネージド環境、パブリッククラウドなどの複数の環境にワークロードを適切に配備することで、よりビジネスに直結したITの利用が可能になる。