どの業種業態でも基本は同じ ~利益の構造~
まず、利益の構造について考えましょう。これは、どの業種業態でも基本は同じです。つまり、
利益 = 売上 - 費用(原価)
です。どのようなビジネスでも、売上を上げ、その売上に直接的、間接的にかかった費用が差し引かれることで、利益が決まります。簡単です。
では、利益をより上げるためには、どうしたらいいでしょうか。先ほどの式から考えてみましょう。
- 費用を一定に保ちながら、売上を上げる
- 売上を維持しながら、費用を下げる
の2つが基本ですね。この2つのどちらかをやれば、利益は増えます。ですが、実際、現場ではこうなっていないことが多いでしょう。なぜなら、費用を一定に保つことも、売上を一定に保つことも難しいからです。結果、
- 費用を少し増やしながら、売上をそれ以上に上げる
- 売上を少し下げながら、費用を大幅に下げる
という2つの方法も採られています。
ただし、最後の売上を下げながら費用も下げるというのは、一時的な回避策としては採用できますが、ずっと使える訳ではありません。費用はゼロ以下にはなりませんし、売上減少でビジネスが成り立たなくなっていってしまうからです。
ですから、最後の手法は一時的に「縮んだ」状態で、次に跳ね上がるための方策と考えた方が良いでしょう。