SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • Security Online
  • DB Online
  • イベント

    EnterpriseZine Day 2025 Summer
    2025年6月20日(金)オンライン開催

    HR×Data Forum
    2025年5月27日(火)オンライン開催

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

      SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2025 Summer

2025年6月20日(金)オンライン開催

HR×Data Forum

2025年5月27日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2025年春号(EnterpriseZine Press 2025 Spring)特集「デジタル変革に待ったなし、地銀の生存競争──2025年の崖を回避するためのトリガーは」

EnterpriseZineニュース

愛知県教育委員会、次世代ICT教育基盤を構築 教員約1万5000人の働き方改革とセキュリティを両立

 ネットワンシステムズは、パブリッククラウドサービスを活用した愛知県教育委員会の次世代ICT教育基盤を構築し、教職員の働き方改革・教育DX推進と情報セキュリティの両立を実現したと発表した。なお、構築した環境は1月から稼働しているとのことだ。

全体構成イメージ図[画像クリックで拡大]

全体構成イメージ図

[画像クリックで拡大]

クラウド型仮想デスクトップで教職員の業務を効率化

 愛知県立学校の教職員約1万5,000人が使うICT環境は、境界分離型セキュリティにのっとり、成績管理などの個人情報を扱う「校務系」と、インターネットに接続する「校務外部接続系」の大きく2つのネットワークで構成されているという。2台の端末を使い分ける非効率さが業務負荷となっていたため、クラウド型仮想デスクトップサービスを採用することで端末を1台に集約し、業務効率化と負荷軽減を実現したとのことだ。

ゼロトラストでロケーションフリーな働き方を実現

 これまでの教職員の端末を用いた業務は学校内に限定されており、課外授業や出張先など学校外では実施できない環境となっていたという。今回のシステム更新にあたり、場所にとらわれないセキュアな働き方をするため、ゼロトラストの要素を取り入れたとしている。

 校務系業務は学校内のみに限定しつつ、それ以外のインターネット利用やメール送受信、グループウェアなどの業務は場所の制限から開放し、どこからでも一貫したセキュリティを担保できるよう、アクセス制御型の業務環境を構築。クラウドプロキシによるコンテンツフィルタリングや端末管理、EDRなどのクラウドサービス型のセキュリティ対策を施し、インターネット上の脅威や紛失時などの情報流出防止の対策を行ったという。これにより、ロケーションフリーな働き方とセキュリティ担保を実現したとのことだ。

ファイル暗号化とアクセス制御で情報の安全性を確保

 教育現場ではクラウドサービスの利用が進んだことにより、校務外部接続系で、ドリル学習や採点システムなど、成績情報に該当するデータを扱うようになっているという。これにより、チャットやメール、ファイル共有システムなど、インターネットを通じてファイル共有をする際に、生徒や外部関係者に機微情報を誤って共有してしまうリスクがあるとしている。

 そこで、ファイル暗号化とアクセス制御のソリューションを活用し、教員端末で作成されたファイルには自動でラベルを付与することで、誤って外部へファイルを共有してしまった場合でも、愛知県教育委員会のテナントに所属する教職員アカウントでないと閲覧できないよう制御。この仕組みにより、校務外部接続系でも重要度の高い情報を安全に扱えるようになったとしている。

運用保守ポータル「Growcx」で運用負荷を低減

 システムやネットワークに関する各学校から教育委員会への申請や問い合わせは、学校ICT担当者からのフリーフォーマットでのメールが中心であることから、問い合わせの手間や、やりとりが煩雑で対応完了までに時間を要する状況だったという。

 そこで、同社の運用保守ポータル「Growcx」にて、頻度の高い問い合わせや申請をメニュー化・フォーム化することで記載漏れなどによる対応遅延を防ぎ、回答速度の向上を図るとしている。また、過去の問い合わせ情報・ICTツールなどの利用マニュアル・教育委員会からの通知文・FAQなどをポータルサイトに集約することで、「ナレッジセンター」として機能させているという。

【関連記事】
日本初のSAPシステムエンジニアを養成する専門学校、沖縄で開校 SAPの最新テクノロジーを学習に活用
荏原製作所、基幹業務など200以上のシステムをOCIへ移行 アプリの大幅改変なく約6ヵ月で実現
大阪けいさつ病院、ネットワークインフラ環境構築でシステム運用負荷軽減へ ネットワンシステムズが支援

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/21988 2025/05/19 19:05

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング