富士通は、事業モデルと事業ポートフォリオの変革によりサービスビジネスへのシフトを図ることで、金融機関のデジタル変革を加速させ、社会課題解決に貢献する新たなビジネス戦略を策定した。
同戦略では、勘定系・店舗ソリューションを継続的に進化させるとともに、そこから得られるデータを活用することで、人々の生活を豊かにするスマートソサエティの実現を目指すという。その実現に向け、「Uvance for Finance」として新たに体系化。同社が長年にわたり培ってきた金融業務ノウハウ、社会課題を起点とした「Fujitsu Uvance」のオファリング、AIなどの最新テクノロジーやオープンアーキテクチャを結集し提供するとのことだ。
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Uvance for Financeが提供する主なソリューションは次のとおりで、順次拡大するという。
- 「Fujitsu Core Banking xBank(クロスバンク)」:柔軟性や拡張性の課題を解決するクラウドネイティブな勘定系ソリューション。オープンAPI機能により外部サービスとの連携なども可能なアーキテクチャで、今後は生成AI技術を活用したシステム開発の自動化を目指すとしている
- 「Digital Branch(デジタルブランチ)」:銀行店舗をAI活用による迅速な意思決定の拠点へと進化させるため、顧客接点となる金融フロント機能をサービス化し、業務・顧客体験・働き方の変革を支援する店舗ソリューション。デジタルチャネルでの操作と現金が必要な手続きを統合的に管理するなど、非対面と対面のシームレスな連携で業務効率化を実現するとのことだ
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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