ラクスは、請求書発行から債権管理までの高負荷な定型作業をゼロにすることを目指し、「楽楽明細」「楽楽債権管理」に対し、AIおよびAIエージェント機能を10月より順次搭載していくと発表した。
楽楽明細は、請求書・納品書・支払明細などの帳票をWeb上で発行するクラウド型のシステム。また、楽楽債権管理は、請求データと入金データを自動照合することで、経理担当者の確認作業を削減できるシステムのこと。楽楽明細では、AI機能搭載によって手間の削減を実現し、定型作業をゼロにすることを目指して次図のとおり開発を進めていくという。
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また、迅速に意思決定しスピーディーに開発を進めるため、楽楽明細の事業責任者直下にAI専門チームを設立。生成AI技術や深層学習技術を有するエンジニアと、楽楽明細に蓄積された知見を活用し、ビジネス部門・開発部門が一体で開発を推進するとのことだ。
同社は今後、「楽楽クラウド」における「楽楽販売」「楽楽明細」「楽楽債権管理」といった複数プロダクトを通じて、販売管理から請求書発行、債権管理に至るまで、幅広い業務領域におけるソリューション力を包括的に強化し、企業の生産性向上に貢献していくと述べている。
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