東北電力は、生成AIに必要なGPUの計算力をクラウドで顧客へ貸し出す「GPUクラウドサービス」にて、利便性向上を目的にラインアップを拡充し、提供を開始した。
同サービスでは、これまで「NVIDIA HGX H200 システム」を搭載したGPUサーバ1台を1ヵ月などの一定期間、専有できる形式で提供してきたというが、「好きなタイミングで必要な分だけ計算力を利用したい」「開発スケジュールにあわせて計画的に利用したい」といったニーズが顧客から寄せられていたとのことだ。
こうしたニーズに応えるため、仮想化技術によりGPUサーバ1台の計算力を分割し、1日単位で利用可能なプランをラインアップに追加したという。また、より計画的な利用を支援するため、GPUサーバの利用予約機能も導入しているとのことだ。

なお同社は、仮想化技術を活用したGPUクラウドサービスの提供は、電力会社としては国内初の取り組みになるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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