2025年8月29日、東京システムハウスは、仙台銀行が推進するRPAを活用したBPR(Business Process Reengineering)に関する事例を公開した。東京システムハウスは2022年よりRPAツール「Blue Prism」のライセンスを提供しており、仙台銀行は同ライセンスを用いて自社内で業務改善を推進しているという。

同行は、ITスキルがない状況からスタートし、RPAとBPRを組み合わせることで2021年4月から2025年6月までに累積58,250時間の業務時間削減を達成したとのことだ。取り組みはマクロやAccess、RPAツールを段階的に導入しながら効率化を進め、2024年7月からの1年間で13業務の自動化に成功しているという。
その中でも、成果が大きかった取り組みの一つが「本人確認書類アップロード業務」の自動化だ。仙台銀行では、個人向けローン申込みにおいてeKYC(オンライン本人認証システム)を導入し、郵送不要のオンライン完結を実現。しかし、オンライン本人認証システムに日々アップロードされる本人確認書類をダウンロードし、行内ローン審査システムにアップロードする作業はこれまで担当者の手作業だったという。この作業を自動化することで、直近1年間で約6,130件(作業回数換算で12,260回)、年間約370時間の業務時間削減に成功しているとのことだ。
仙台銀行は今後、東京システムハウス主催のユーザー会や情報共有の場を通じて取り組みを発展させるとともに、生成AIやノーコード開発など新たな技術も取り入れ、さらなる業務効率化と顧客へのサービス向上を目指すとしている。
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