シンクエイト、葬儀業界向けCRM「ブリッジ葬儀」をSalesforce AppExchangeで提供開始

　シンクエイトは、セールスフォース・ジャパンとAppExchangeパートナー契約を締結。同社が開発・提供する葬儀業界向けクラウド型顧客管理システム「ブリッジ葬儀」をAppExchangeに正式リリースした。

　ブリッジ葬儀は、Salesforceプラットフォームをベースに構築された、葬儀・互助会業界特化型のクラウドシステム。会員や故人、喪主といった顧客情報の管理をはじめ、葬儀スケジュール、式場管理、商品や見積もり、請求、発注情報、供花供物の管理、アフターフォローまでを一元化するという。

　開発には、実際に葬儀の現場を経験した葬祭スタッフ、Salesforceの認定資格を持つシステムエンジニア、ユーザー体験のプロフェッショナルであるUI／UXデザイナーが携わったとしている。現場の課題を踏まえた知見とITの専門性、そして高いユーザーエクスペリエンスを融合させることで、現場に即した最適な設計を実現したとのことだ。

• 機能
  • ブリッジ葬儀は、顧客管理（CRM）だけでなく、葬儀社・互助会が必要とする様々な業務をカバーするERPの領域までカバーする、クラウド基幹システム
• 顧客管理・会員管理
  • 使い切り・互助会会員・永久会員など多様な会員管理を実現
  • 家族構成や続柄情報も管理でき、世代を超えた顧客情報の継続的な活用が可能
• 日報・受電記録・タスク管理
  • 顧客への訪問記録や日報の作成が数クリックで完了
  • ToDoタスクの管理や受電履歴なども含めた「活動履歴」が、タイムライン形式で記録
• 葬儀のスケジュール管理
  • 葬儀の予定を関係者全員で共有できるスケジュール管理機能
  • 通夜・告別式・火葬・納棺・搬送などの工程を、タイムライン形式で可視化し、式場・車両・担当者の調整もスムーズに実施可能
  • リアルタイムでの変更共有により、連携ミスやダブルブッキングを防止
• 見積書・請求書・領収書の作成
  • 見積書・請求書・領収書の作成・発行・保存をクラウド上で完結
  • 施行情報や受注データと連動し、帳票の自動作成とPDF出力が可能
  • 旧字体対応や自社様式に合わせた帳票テンプレートのカスタマイズにも対応
• 法要・初盆・アフター管理
  • 葬儀後の法要や初盆、供養などのアフター業務を一元管理
  • 顧客の命日や法要予定を自動で管理・通知し、リマインドや営業活動にも活用可能
  • 担当者ごとのフォロー履歴も時系列で可視化され、継続的な関係構築に貢献
• 請求・入金管理
  • 請求金額の確定から入金確認までをクラウド上で一元管理
  • 施行内容や供花の受注情報と連動し、請求ミスや入金漏れを防止
  • 入金ステータスの可視化や帳票出力にも対応し、事務業務を効率化
• 仕入先への発注書作成
  • 供花・供物・料理・返礼品など、仕入れ先への発注書をクラウド上で作成
  • 施行情報や顧客の注文内容と連動し、発注内容を自動反映
  • 発注ミスを防ぎながら、帳票の出力やカスタマイズも柔軟に対応
• 商品・プランの管理
  • 祭壇・供花供物・料理・返礼品など、葬儀業務に関わる商品を一元管理
  • 税率や価格、勘定科目、会計部門の設定にも対応し、帳票や会計データとの連携もスムーズに対応
  • 会員向けの特別価格や廃盤商品の管理も可能で、複雑な運用にも柔軟に対応
• CTI（電話回線の連携）
  • CTI（電話システム）とSalesforceを連携させることで、着信時に顧客情報や過去の対応履歴を自動表示
  • AIによる通話の自動文字起こしや録音保存にも対応し、対応品質を向上
  • 現在利用中のフリーダイヤル番号の継続使用や、複数同時着信への対応も可能
• 件数・売上・粗利の自動集計
  • 葬儀件数・売上・粗利・単価などの指標を、ダッシュボードで自動集計・可視化
  • 月別・年度別の推移や、担当者別の実績をボタン一つで確認可能
  • 人事評価や営業管理にも活用でき、集計作業の手間を削減

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