IFSは、2024年に買収した資産投資計画(AIP)ソフトウェアを提供するIFS Copperleafが、電力ユーティリティ向けに設計された新ソリューション「IFS Copperleaf Integrated Planning(IP)」の提供を開始したと発表した。
同ソリューションは、発電・送電・配電の各領域における資本配分、ネットワーク最適化、作業バンドリングを一元的に統合するものだという。従来のIFS Copperleaf AIPプラットフォームを拡張し、電化、再生可能エネルギー統合、分散型エネルギー資源(DER)の増加にともない複雑化する計画業務に対応しながら、規制要件の増大に対応するためにユーティリティが必要とする機能を提供するとのことだ。
- 全社的な戦略整合:IFS Copperleaf Value Frameworkを活用し、すべての電力網プロジェクトを共通の経済尺度で評価。10年先の脱炭素目標を短期的な資産介入計画に結び付ける
- インテリジェントな作業バンドリングとネットワーク最適化:ビジネスユニット間で回路単位の作業を自動でまとめ、停電時間の短縮、OPEX削減、部門間で阻害されていたシナジーの活用を可能に
- 継続的なシナリオ駆動型計画:複数のシナリオを検証することで、防御可能な計画を作成。予算や負荷予測、規制要件の変動にも柔軟に対応し、コンサルタントによる高コストな更新サイクルを自社で迅速に実行可能に
- シームレスなデータエコシステム:事前構築されたコネクタにより、ERP、EAM(企業資産管理)、GIS、ネットワーク計画データを一つの意思決定レイヤーに統合。財務、エンジニアリング、運用部門が共有できる単一の情報源を提供
【関連記事】
・IFS、パートナー企業の成果拡大に向け新グローバルパートナープログラムを発表
・IFS、AI対応サプライチェーンソリューションの開発加速に向け7bridgesを買収
・IFSがTheLoopsを買収、ミッションクリティカルな産業へAIエージェントプラットフォームを
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア