日本IBMは12月19日、地銀ITソリューション(RBITS)を完全子会社化したと発表した。さらに、2026年4月に同社を日本アイ・ビー・エム デジタルサービス(IJDS)へ統合する予定だという。経営環境の変化を背景に、人財育成や採用強化を通じて、システム開発・運用の推進を加速させる狙いがある。
RBITSは、地方銀行の業務基盤を支えるITシステムの開発・運用を目的として2004年4月に設立され、設立から21年間にわたり「Chance地銀共同化システム」の開発運用を担ってきた。統合母体となるIJDSは、2020年7月に金融機関や製造業の顧客支援実績を持つグループ子会社3社を統合して設立。その後も2022年7月に九州・中国地方で主に金融機関、自動車会社向けの情報システム開発運用を行う2社を統合し、体制を拡充した。全国8ヵ所のIBM地域DXセンターを通して、既存システムの安定稼働と先進技術の導入支援を実施しており、地域経済の発展にも寄与している。
昨今、システム共同化の枠組みを超える開発・運用ニーズが高まる中、持続的にChance地銀共同化システムを支えるには、従来の安定稼働実績と各行とのパートナーシップを活かした変革が不可欠とされてきたという。今回の統合により、社員のスキル向上や採用基盤の安定化を促進し、持続的な人財強化とサービス品質の維持が可能になる。
統合後も各地銀との協力関係は継続され、サービス供給体制は維持する方針であるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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