NTTデータグループは、日本国内のAI開発およびサービス案件に関わるリスク管理業務において、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が提供するAIガバナンスプラットフォーム「IBM watsonx.governance」を採用した。
NTTデータグループでは、積極的なAI活用を支えるため、AIのリスクやガバナンスを統括する専任組織としてAIガバナンス室を設置。AIガバナンス体制の整備、AI指針・ポリシー策定、生成AI利用ガイドラインの作成・展開などを行い、グループ会社におけるAIガバナンスの推進を支援しているという。また、急増するAI開発やサービス提供案件に対し、プロジェクトごとのリスク審査、リスク回避・リスク軽減策の提示などのアドバイザリー業務も実施しているとのことだ。
IBM watsonx.governanceは、AIリスク評価、ライフサイクル管理、コンプライアンス運用のプラットフォーム機能を備え、システム全体の視点からAIガバナンスの確立を推進するプラットフォーム。NTTデータグループは、IBMのAIガバナンスに関する支援実績に加え、業務に合わせたプラットフォームの柔軟性、AI連携の拡張性を評価し、2025年8月にAIリスク管理プラットフォームとしてIBM watsonx.governanceを導入、運用を開始したとしている。
現在、NTTデータグループでは、IBM watsonx.governanceを通じて案件単位のAIリスク管理に適したデータ・モデルを構築し、AI開発・サービス案件の一元管理、処理漏れ防止、集計の省力化を達成できる体制を実現しているとのことだ。
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