freeeとインテックは、金融機関とスモールビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と金融機関が行うICTコンサルティングの支援のため、協業を開始した。
freeeとインテックは共同で、金融機関とスモールビジネスの双方に対して、会計アプリ「会計freee」とCRM「F3(エフキューブ)」をオンラインで連携し、互いの金融情報を統合した高度な活用を可能にするという。
金融機関が行うICTコンサルティングの支援について、freeeはこれまでの実績を活かしてノウハウの共有、コンテンツ・情報提供、金融機関担当者の習熟支援等を実施。インテックは、CRM上での金融機関のソリューション・コンサルティング案件の管理、必要情報の可視化と蓄積等の支援を行うとしている。
オンラインで実現するスモールビジネスのDXについて
会計freeeとF3との連携により、金融機関はスモールビジネスの会計・財務情報をタイムリーに把握できるため、より正確な仮説をもった提案・経営サポートが可能になるという。
また、スモールビジネスの全入出金明細と金融機関内のCRMデータから営業上のレコメンド情報が通知されるなど、リアルタイムでの顧客の課題やニーズが可視化される。これにより、複数金融機関の取引が1ヵ所で確認できるため、財務諸表などの紙資料を作成する手間が省け、デジタル化による銀行との円滑なコミュニケーションを図ることができるとしている。
ICTコンサルティング支援について
freeeはプロダクトを含めたツールの活用提案および導入支援を行い、スモールビジネスへのサービスの提供やサポート業務、ノウハウの共有を実施。インテックは、CRM上での金融機関のソリューション・コンサルティング案件の管理、必要情報の可視化と蓄積等の支援を行うという。
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