LINEは、LINE CLOVAのAI技術を活用した文字認識サービス「CLOVA OCR」において、「CLOVA OCR Reader」の提供を1月18日より開始したことを発表した。
CLOVA OCRは、書類・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスである。昨年9月には、各種会計書類の読み込みに特化した「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」と「CLOVA OCR(請求書特化型)」の提供をスタートしている。
新サービスCLOVA OCR Readerは、紙帳票やPDFなどを読み取るだけで、アップロードから、データ出力・システム連携まで利用可能なクラウドアプリケーションだという。システムへの組み込みや、新たなソフトウェア開発などをすることなく、導入後すぐに利用できるとしている。
CLOVA OCR Readerの特徴
開発不要で、導入後すぐにOCRを利用可能
CLOVA OCR Readerは、システム開発が一切不要なため、経理・総務職などの非エンジニアでも簡単に利用可能だという。また、システムの開発に時間がかからないため、導入後すぐに利用できるとしている。
アップロードから出力まで、画面上で簡単操作
紙帳票やPDFのアップロードから、データ出力・システム連携までを、画面上で行うことができる。また、認識結果の確認/編集などの操作も画面上で直感的に行うことが可能だという。
初期費用の必要がなく、低価格での導入・運用が可能
導入の際の初期費用は不要。またCLOVA OCRは、1枚当たりでの費用換算になるため、ランニングコストが想定しやすく、項目数が多い大量の書類の読み取りを自動化する場合でも、低価格でOCRの導入が可能だとしている。
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